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天皇賞(春)の血統予想 2016年出走馬全頭診断

天皇賞(春)を研究する為に、過去30年間を検証してみました。

馴染みの血が何度も馬券に絡む

30年を振り返ると、リピーターの多いレースだということがわかります。

近年目立つ血はステイゴールドとトニービンの血(ハーツクライ、ジャングルポケット等)ですが、その他に目立つ血といえばステイゴールドにも含まれるノーザンテーストの血、それからメジロティターン(トウルビヨン系、主にパーソロン)、サッカーボーイ、リアルシャダイ、ミルジョージ(ミルリーフ系)、ブラッシンググルーム(レッドゴッド系)。

他にノーザンダンサー系で目立つのはニジンスキーとリファール。特に、唯一ディープ産駒で馬券になった馬はトーセンラーで、この馬にはリファールのクロスがあります。これは、ディープの全兄ブラックタイドを父に持つ、キタサンブラックを買う上でも参考になりそうですね。

侮れないリボーの血

他に地味に散見されるのは、ヴァイスリージェントの血とリボーの血、それからサドラーズウェルズの血でしょうか。特にリボーの血は直接的では無い物の、他の血に紛れてかなり影響を与えている可能性があります。デインヒルやマンハッタンカフェ、ブライアンズタイムやアレミロードにも含まれていますし、アルナスラインの母系にもリボーがあります。タフなレースだけに、大レースに強いリボーの血が覚醒するのでしょうか。トウカイトリックやスズカマンボ、エリモエクスパイア、ダイタクバートラムなどにも含まれています。過去を遡ればミルジョージの母父もリボー系です。

ちなみに間違いが無ければ、今回の出走馬でリボーの血が含まれているのは下記の6頭です。


・フェイムゲーム

・シュヴァルグラン

・アルバート

・マイネルメダリスト

・サウンズオブアース

・ゴールドアクター

 ヴァイスリージェント系は?

ヴァイスリージェント(同血のヴァイスリーガル含む)の血も、過去に馬券になった何頭かに含まれています。アドマイヤジュピタとマーベラスサンデーですね。それからマーベラスサンデーの産駒のホッコーブレーヴとシルクフェイマスです。マンハッタンカフェなどもそうですが、天皇賞(春)で過去に馬券になった馬の子孫が、また馬券に絡むシステムです。

ただし、今回該当する馬は居ません。

 底力のあるサドラーズウェルズ系だが、組み合わせが重要かも。

サドラーズウェルズ系は、メイショウサムソン、テイエムオペラオー、ストラタジェム(母父)、リンカーン(母母父)などでしょうか。見落としがあったらすみません。

ただ、メイショウサムソンは母父がリファール系、テイエムオペラオーは母父ブラッシンググルーム、リンカーンは母父トニービン、ストラタジェムにもトゥルビヨンの血が入っていたことを考えると、この血単体では厳しいのかもしれませんね。

人気薄には……。

これだけ色々あげていけば、さすがにどれかは馬券に絡むだろと思うかもしれませんが、近年人気薄で馬券に絡んでいる馬には、こういう天皇賞(春)に相性の良い血がてんこ盛りだったりします。

昨年7番人気で2着のフェイムゲームにはトニービンとリファール、リボー、ベルベットサッシュ(サッカーボーイの全妹)の血がありますから、まさにこれ以外ないという血統でしたし、一昨年の12番人気3着のホッコーブレーヴにもマーベラスサンデーとリファール、パーソロンの血がありますね。

12年14番人気1着のビートブラックにもトニービンとトゥルビヨン、リボー、ブラッシンググルームの血がありますし、11年7番人気1着のヒルノダムールにもリボーとニジンスキー、ブラッシンググルームの血があります。

10年3着のメイショウドンタクにも父マンハッタンカフェでリボーのクロスがありますね。

09年12番人気で1着のマイネルキッツにもサッカーボーイとリボーの血があります。
このように、人気薄で馬券になるような馬には、父系にも母系にも相性の良い血が入っていて、ミックスされている傾向があります。
07年のエリモエクスパイアなんかは母系だけにあるので(リファール、ブラッシンググルーム、リボー)、少し評価に迷いますが。

今回はCコース

ただ、さすがに評価する血が多すぎるので、ここで整理したいと思います。
整理するアイテムは、コース区分。
今回はCコースで行われるので、過去のデータをCコースで行われた天皇賞(春)に限定。
このコースで相性の良い血は、トニービン、ノーザンテースト、パーソロン、ブラッシンググルーム、などですね。そう考えたら、絞り込めます。

それでは、出走馬を分析してみましょう。

■出走馬全頭診断

1番キタサンブラック
父ブラックタイドはディープの全兄。
ディープ産駒で過去唯一馬券になったのはリファールのクロスを持つトーセンラーだけ。この馬にも当てはまる。
母父はサクラバクシンオーだが、過去の天皇賞(春)を見るとブラッシンググルームやミルリーフ系を始め、意外とナスルーラ系が健闘しているし、バクシンオーは母がアンバーシャダイの全妹で、潜在的なスタミナが無いわけではない。
期待値:70%

2番トゥインクル
父ステイゴールドは相性の良い血だが、ノーザンテーストの4×2で血を強調しすぎではないか。
ノーザンテースト直仔は多いが、多くはマイルから中距離の馬で、天皇賞(春)を勝ったのはアンバーシャダイのみ。スルーオダイナが3着に来たこともあるが、イナリワンに1.4秒差。それを考えると、強調しづらい。その他に相性の良い血も無い。
期待値:35%

3番カレンミロティック
父ハーツクライ。前年3着馬だが、過去に8歳で3着以内になった例は無い。
期待値:15%

4番トーセンレーヴ
ディープインパクト産駒だが、リファールのクロスもディープ×ストームキャットの黄金配合でもない。既に8歳。年齢で割引。
期待値:15%

5番フェイムゲーム
父ハーツクライ。前年2着馬。血統はこれ以上無い組み合わせだが、海外から帰って2戦目のローテが気になるといえば気になる。
期待値90%

6番アドマイヤデウス
アドマイヤドンにはトニービンが入っているが、それ以外に相性の良い血が見当たらない。気性的にもどうか。
期待値20%

7番ファタモルガーナ
ディープ×サドラーでスタミナはそこそこありそうだが、それ以外に目立った血は無く強調しづらい。
期待値20%

8番シュヴァルグラン
父ハーツクライで母系にはブラッシンググルームの血も。
血統的には期待要素はある。前走のダメージが少ないのも良い。懸念は母父のマキャベリアンと母母父のヌレイエフである。
期待値70%

9番トーホウジャッカル
菊花賞を勝った実力馬だが、父スペシャルウィーク以外、天皇賞(春)で強調すべき血が見当たらない。
期待値20%

10番アルバート
父父はティンバーカントリーだが、父母父にはトニービンの血が。
母父のダンスインザダークにはニジンスキーとリボーの血。
母系には他にノーザンテーストやブラッシンググルームの父レッドゴットの名前もあることから、血統的にはかなり興味をそそられる存在。
近2走はスローで持ち味が発揮できなかった。
1発の可能性はある。
期待値70%

11番タンタアレグリア
母系にニジンスキーやサドラーズウェルズの血はあるが、遠い。強調しづらい。
期待値15%

12番ヤマニンボワラクテ
強調できる血は母父のエリシオ(父フェアリーキングがサドラーズウェルズの全弟)くらい。Cコースではキングマンボ系が馬券に絡んだ例は無いし、中2週のローテも割引。
期待値5%

13番マイネルメダリスト
父はステイゴールドだが、母系にはリボー以外無し。
過去2年馬券に絡んでいないし、年齢も8歳。厳しい。
期待値10%

14番サトノノブレス
ディープ×トニービン。
菊花賞2着の実績があるも、0.8秒差。2500m以上に勝ち鞍が無い。
トニービン以外に相性の良い血も無く、強調しづらい。
期待値20%

15番サウンズオブアース
評価が難しい馬。
競争成績はステイヤーだし、母系にもリボーがあるにはあるが。
期待値:45%

16番ファントムライト
父がオペラハウスで母系にノーザンテーストもあるが……。
正直プラスアルファが欲しい。
期待値:25%

17番ゴールドアクター
母系のセダンやトサミドリにはスタミナがあるが、マナードとキョウワアリシバをどう評価するか。スクリーンヒーローにはノーザンテーストとリボーの血が入ってはいるが。
期待値:50%

18番レーヴミストラル
母系にブラッシンググルームとニジンスキー、そしてトニービンの父父にあたるKalamounの血はあるが、父がキングカメハメハなのがどうでるか。
期待値:40%

血統評価順位

1位(90%)フェイムゲーム
2位(70%)キタサンブラック、アルバート、シュヴァルグラン
5位(50%)ゴールドアクター
6位(45%)サウンズオブアース
7位(40%)レーヴミストラル
8位(35%)トゥインクル
9位(25%)ファントムライト
10位(20%)アドマイヤデウス、ファタモルガーナ、トーホウジャッカル、サトノノブレス
14位(15%)トーセンレーヴ、カレンミロティック、タンタアレグリア
17位(10%)マイネルメダリスト
18位(5%)ヤマニンボワラクテ

正直評価10位以下の馬券圏内は、期待薄かなと思います。

◎フェイムゲーム
○キタサンブラック
▲アルバート
☆シュヴァルグラン
△ゴールドアクター

印をつけるとすれば、この5頭でしょうか。

以上で個人的な血統診断を終わります。
後は、当日の馬体重とか、パドックの気配ですね。