プラチナコードの次走はダート

プラチナコードは先週の「岡崎特別(中京・芝1200/ハンデ戦)」に出走。
G1週でBコースに替わり、固められた高速馬場に対応できずに着差こそ0.7秒差だったものの、着順の上では12着と惨敗してしまいました。

この結果から、やはり芝での切れ味勝負では分が悪いということがハッキリとわかりましたね。
やはり血統からもわかる通り、瞬発力勝負では分が悪いです。
それをちゃんと予習してた側からすると、「芝でも走れる」という意見には少し懐疑的でした。

確かに走れるけれど、ゴールドアリュール産駒の芝馬の成功パターンには、この馬は当てはまらないからです。

ゴールドアリュール産駒の芝重賞で活躍した馬には、もれなくニジンスキーのクロスがあるはずです。

つまり、裏を返せば、ニジンスキーのクロスが無い限り、ゴールドアリュール産駒は芝では条件戦でしか通用しないということです。

ニジンスキーのクロスはゴールドアリュール産駒にとって、速い上がりが必要な馬場やレースに対応するための、いわばスイッチの役目を果たしています。

タケミカヅチ、フーラブライド、トウカイパラダイス、トップカミング、スペルバインド。
今挙げた馬、すべてにニジンスキーのクロスが入っていますね。
ストリートキャップも32秒台の脚が繰り出せる馬ですが、この馬にもニジンスキーのクロスがあります。
ただ、芝重賞で連対経験のある馬はすべてマルゼンスキー経由なので、ニジンスキー単体だと、底力の面で足りないのかもしれませんね。

話が逸れてしまいましたが、ニジンスキーのクロスを持っていないゴールドアリュール産駒が芝のレースを走るということは、こういうことなのです。

つまり、切れない。

切れないから、芝では勝ちきれ無いし、速い上がりが必要なレースでは通用しないということなのです。

でも、それは血統をちゃんと見れば、最初からある程度予測できることで、だからこそ私は「芝で通用する」という意見に懐疑的でした。

でも、それがここに来て現実に証明されたわけで、芝では上の条件で通用しないのがわかって残念な反面、やっと客観的にも証明されたかとホッともしています。

今後は当初の予定通り、ダートでの走りを期待したいと思います。

一つ安心したのは、あの高速馬場を走っても、足元に問題が発生しなかったことです。
時間差で何か影響が出てくるのかもしれませんが、今のところは大丈夫ということで、取り敢えずは、ほっとしました。
次は中3週で4/23日の「米沢特別(福島ダート1700/ハンデ戦)」ということで、連戦が続きますが、怪我無く無事にこの先も行ってくれることを祈っています。